お肌のトラブル

フィッシュコラーゲンの選び方と効果

コラーゲンは人の皮膚や骨などの組織に広く使われているタンパク質の一種です。
このタンパク質の一種は、体内でアミノ酸から生成されますが、年齢が高くなるに従って、その生成量が落ちてきますので、体内のコラーゲンの総量も減ってきます。
そのために皮膚のシワが増えたり、関節の動きがぎこちなくなり関節痛を伴うことも珍しくないというようなこと(老化現象)が起こってきます。

このようなことに対処するために、コラーゲン入りのサプリメントなどを摂取して、体の中でのその生成量を増やそうという試みがなされています。
サプリメントに使われるコラーゲンの原料は、トリや豚、牛などの動物性(アニマル系)のものと魚などの水性動物(フィッシュ系)由来のものに分かれます。
水性動物系のいわゆるフィッシュコラーゲンと呼ばれるものを原料としているサプリメントは、摂取した時にアニマルコラーゲンよりもアレルギーなどが起こりにくいと言われているようにその安全性が高く、体への吸収率も高いことから、今、注目されています。

フィッシュコラーゲンは、魚のどのような部分を使っているのかと申しますと、主に魚のウロコ、皮になります。
魚のウロコは、一般に食用にならないため廃棄される部分ですから、これを)原料とするには入手にコストがかからないことからきわめて(メーカーにとって)有利になります。
ただ、ウロコからこれを抽出する過程で化学薬品を使うためコラーゲンが変質してしまうという欠点もあります。

このため魚の皮を原料とする製品もあります。
魚の皮はウロコよりコスト高になりますが、不純物の含有率がウロコより小さいことからその抽出処理が比較的簡単で、品質の高いものを作り出すことができます。
フィッシュコラーゲンを選ぶ時には、価格の安さでは、ウロコを原料とする製品が有利ですが、品質と効果の面からは皮を使った方に軍配が上がります。
また、サプリメントの成分に関しては、コラーゲンペプチドと呼ばれる体に吸収されやすい形で配合されている製品を選ぶようにしたいものです。

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